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そういえば、英会話の研修の時マック先生が『How much is Cupnoodle in this ship』って質問していましたね。さて、いくらだったでしよう?
掃除
毎夜9時45分から5分間は掃除の時間に当てられており、自分たちの部屋の掃除とゴミのかたづけをしなくてはいけません。家ではお母さんまかせだった人も、ここではちゃんとやらなくてはいけないのです。

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掃除とくればもう一つの洗濯も自分でやらなくてはなりません。人数のわりに洗濯様と乾燥機が少ないので、みんな順番待ちで大変です。でもこれで目頃のお母さんの気持ちが少しはわかるんじゃないかな。

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2日のデッキランチの後、デッキプールが開放されました。ところが、船が少し揺れていたため波の立つプールのようになってしまいました。

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ふじ丸には男女一つずつ大浴場があります。航行中に船が揺れますと、このお風呂も波が起きるプールみたいになり、湯船で身体も一緒にゆらゆら揺れます。しかし、お風呂に入りながら広い海が見られるなんて、どこの温泉にもないでしょうね。少しばかり贅沢な気分になれます。

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浴場の出口にマッサージ機が2台あり、団員もよく利用していたようですが、講師の某先生はあまりの気持ちよさに眠ってしまったという話もありました。
夜間は危険ですので目没時からデッキに出ることはできません。その唯一の例外が「星座教室」。夜の8時から全員スポーツデッキに集合して、夜空を見ながら星座の勉強をしようというものです。8月1日に予定されたのですが、この夜はあいにくの曇り空。翌日に延期されたものの2日夜も曇りで結局中止となってしまいました。流れ星を見ながら願いことを頼みたかったのに、残念です。
星座教室が中止になってしまったので急遽ラウンジがディスコとなりました。短い時間だったけれど、みんなノッてました。
時差調整
日本とサイパンは1時間の時差があります。そこで、2日の夜10時の消灯時間に時計を30分戻し、3日にまた30分戻します。二日がかりで時差調整をします。だからといって夜30分間おしゃべりをしていいというわけではありません。
船の中にいるとテレビもありませんし、新聞もありませんから、どうしてもニュースにうとくなります。
ちょうどこの時期アメリカのアトランタでオリンピックが開かれていましたから、どうなっているのかなーと気になった人もすくなくなかったはず。
ふじ丸には、毎朝ファックスで半日遅れのニュースが送られてきます。図書室にはそのコピーが置いてあり、誰でも自由に読むことができます。アトランタでの日本選手の活躍があまりかんばしくなかったので心配だったかもしれません。
普段は入ることができないブリッジ(操舵室)の見学もすることができました。2万3千340トンの大型客船ふじ丸はもちろん最新のコンピューターで管理されていますが、操艦室には神棚があったり、航行安全のお札があったりして、気持ち的にも万全を期すといったところでしょうか。戦後、日本で大型客船の事故はないそうです。ですからご安心ください
突然、海の真ん中にニョキッと立つ岩が見えます。これは『孀婦岩』といって、大きな海底火山のてっぺんだけが50メートルほど海上に頭を出しているのです。この岩の周りはすぐに何千メートルといった深さになっているそうです。漁場としても有名な所です。
海を見ていると時々トビウオが跳んでいくのが見られます。小さな魚がぴゅーっと跳んでいくのはとてもきれいで、その跳躍力には驚かされます。うまくするとイルカも見られるそうですが、残念ながら今回は会えませんでした。

 

 

 

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